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君が獣になる前に
Alternative Titles
From the Dust.,君が獣になる前に,きみがけものになるまえに
Genres Author Artist
Release
Status
20XX年12月27日。神崎一は、6歳年下の幼なじみである希堂琴音に偶然再会する。仕事で徹夜明けだという神崎を、琴音は強引に連れ回し、二人は一日を共に過ごした。そして別れ際、琴音は「私を止められたのは、あなただけだったのに」という謎の言葉を残して去っていく。28日午前2時、帰宅して眠っていた神崎の家に二人の刑事がやって来る。警察によると、昨夜、都内の駅の地下で、666人の死傷者を出す毒ガステロ事件「666 The Beast」が発生。その実行犯が琴音だという。とても信じられない神崎だったが、被害者のカメラに残る映像を見せられ、衝撃を受ける。ガスマスクの犯人は確かに琴音だった。琴音は事件を起こしたあと、マスクを外し、自らも亡くなっていた。それ以来、事件直前に琴音と会っていた神崎は、執拗に警察の取り調べを受け、マスコミに追いかけ回された。そして事件から10日後、琴音のマネージャーの塩見が、神崎に接触してくる。神崎が、塩見に指定されたバー「黒猫」に着くと、そこには塩見が集めた芸能関係者たちがいた。大物俳優・久保田玄奘、元アイドルグループ"小宇宙(コスモ)"のジュンペイ。琴音と同事務所の宮ノ森真由、若手お笑いコンビ"コンビニマシンガンズ"。彼らは琴音と特に親しかった人たちで、みんな琴音の無実を信じているという。こうして集まった面々は、「琴音を陰謀から救う会」を結成。協力してテロ事件の調査に乗り出す。そんなある日、塩見のスマホに動画が送られてくる。それは、"コンビニマシンガンズ"ナナコの指と生首の動画であった。動画を送ってきた何者かの要求は「これ以上、琴音の事件に踏み込むな」「警察には知らせるな」というものだった。おそらくは毒ガステロの黒幕による脅しである。「琴音を陰謀から救う会」は、黒幕の要求どおり、事件から手を引くことになった。しかし、神崎と真由は諦めることはできない。二人は神崎の家で共同生活を始め、ひそかに調査を継続する。しかし、それも長くは続かなかった。ある夜、神崎の家に消音銃を持った黒ギャルがやって来て、真由と神崎は殺されてしまったのだ。薄れゆく意識の中で「琴音と別れたあの時に戻りたい」と強く願う神崎。すると、いつの間にか神崎は、事件当日12月27日にタイムリープしていた。急いでテロ事件現場に駆けつけ、琴音を見つける神崎。だが、すでに毒ガスは撒かれたあとであり、神崎は倒れてしまう。マスクを脱いだ琴音も「ミヤコのためにはこうするしか」という言葉を残して息絶える。二度目の死を迎えた神崎は、「もう一度チャンスが欲しい」と強く願う。そして願いどおり、再びタイムリープする。日付は20XX年6月27日。事件の半年前である。「今度こそ琴音に手を差し伸べ、犯行を止める」。そう決意する神崎は行動を開始した。
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