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よふかしのうた
Alternative Titles
Yofukashi no Uta,Call of the Night,よふかしのうた
Genres Author Artist
Release
Status
中学2年生の夜守コウは、あることがきっかけで、突然何もかもが嫌になり、学校へ行くのを止めた。以来、体力を使わなくなったコウは、不眠症に悩むことになった。ある日、コウは初めて誰にも言わずに、夜一人で外に出た。人々が寝静まった中を、気分よくうろついていたコウは、頭からフードを被った黒ずくめの少女に出会う。「眠れない人間の相談に乗って、悩みを解決してやりたい」。少女はそう言って、コウを自分の部屋へと案内する。こうして雑居ビルの一室に、コウは連れてこられた。ガランとした部屋には、せんべい布団と枕が2つのみ。少女はコウを布団に寝かし、添い寝する。ちょっと変だけどいい人かもしれない、そう感じたコウは寝たふりをして、少ししたら家へ帰ろうと決めた。すると、コウが寝たと思った少女はニヤリと笑い、コウの喉元に嚙み付いて血を吸った。コウの血がめちゃくちゃおいしいことに驚く少女と、寝たふりをしていたが、びっくりしてむくりと起き上がるコウ。少女の名は七草ナズナといい、その正体は吸血鬼だった。自分も吸血鬼になるのかという、コウの質問をナズナは否定し、人間が吸血鬼になるには、恋しなければならないという。吸血鬼に惚れた人間が、その吸血鬼に血を吸われると、眷属になるというのだ。夜の世界がすっかり気に入ったコウは、ナズナに「自分を吸血鬼にしてくれ」と頼む。ナズナは眷属を作らない主義だったが、「自分に恋をさせてほしい」と食い下がるコウに、「好きになりたければ、好きにしろ」と言い放つ。「吸血鬼らしく、格別に美味いコウの血を吸わせてもらうだけだ」と。こうして、コウはナズナに恋するために、毎日夜ふかしをするようになった。
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